屋根修理の費用相場【2026年最新版】工事別の価格目安を徹底解説

「屋根の修理っていくらかかるの?」「見積もりをもらったけど、この金額は妥当なの?」近年、地球温暖化の影響で酷暑や集中豪雨、台風の大型化が進んでいます。これまで以上に屋根は過酷な環境にさらされ、劣化のスピードも早まっているでしょう。この記事では、2026年最新の屋根修理費用相場を工事別に詳しく解説します。適正価格を知ることで、悪徳業者に騙されることなく、安心して工事を依頼できるようになります。

目次

屋根修理の工事別費用相場

屋根修理には様々な工事方法があり、それぞれ費用が大きく異なります。ここでは代表的な5つの工事について、2026年最新の費用相場をご紹介します。

工事種類 費用相場(1平方メートルあたり) 30坪住宅の目安 工期 特徴
屋根葺き替え 8,000円〜15,000円 120万円〜230万円 7日〜10日 既存屋根を撤去し新規交換
屋根カバー工法 5,000円〜1万円 80万円〜150万円 3日〜5日 既存屋根の上に重ねる
屋根塗装 2,000円〜4,000円 30万円〜60万円 5日〜7日 塗料を塗り直す
雨漏り修理 5万円〜30万円(部分)
100万円以上(広範囲)
状況による 原因箇所の補修
部分補修 瓦:5,000円〜1万円/枚
棟板金:3,000円〜5,000円/m
1日〜3日 傷んだ箇所のみ修理

屋根葺き替えの費用相場

屋根葺き替えは、既存の屋根材を完全に撤去し、新しい屋根材に交換する工事です。費用相場は1平方メートルあたり8,000円から1万5,000円程度で、30坪の住宅なら120万円から230万円程度が目安となります。

下地の補修も同時に行えるため、屋根の寿命を大幅に延ばすことができるでしょう。ただし工期は7日から10日程度と長く、廃材処分費も必要になります。耐久性を重視する方や、築年数が30年を超える住宅にはおすすめの工法です。

屋根カバー工法の費用相場

屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事方法です。費用相場は1平方メートルあたり5,000円から1万円で、30坪の住宅なら80万円から150万円程度となります。

既存屋根の撤去作業が不要なため、葺き替えより費用を抑えられるでしょう。工期も3日から5日程度と短く、廃材も少ないため環境にも優しい工法です。ただし屋根が二重になることで重量が増すため、建物の構造によっては施工できない場合もあります。

屋根塗装の費用相場

屋根塗装は、既存の屋根材に塗料を塗り直す工事です。費用相場は1平方メートルあたり2,000円から4,000円で、30坪の住宅なら30万円から60万円程度になります。

使用する塗料のグレードによって価格が変動し、高耐久のシリコン塗料やフッ素塗料を選ぶと費用は高くなります。工期は5日から7日程度で、比較的短期間で完了するのが特徴です。ただし屋根材自体の劣化が進んでいる場合、塗装では対応できないこともあります。

雨漏り修理の費用相場

雨漏り修理の費用は、原因箇所や被害の程度によって大きく変動します。部分的な補修なら5万円から30万円程度ですが、広範囲に及ぶ場合は100万円を超えるケースも少なくはありません。

原因の特定に時間がかかれば、調査費用として別途3万円から5万円程度必要になることもあります。早期発見・早期修理が費用を抑える最大のポイントです。天井に雨染みを見つけたら、すぐに専門業者に相談することをおすすめします。

部分補修の費用相場

屋根の部分補修は、傷んだ箇所だけを修理する工事です。瓦の差し替えなら1枚あたり5,000円から1万円、棟板金の交換なら1メートルあたり3,000円から5,000円が相場となります。

台風などで一部が破損した場合に有効で、全体的な工事に比べて費用を大幅に抑えられるでしょう。ただし築年数が古い場合は、部分補修を繰り返すよりも全体的なリフォームを検討した方が長期的にはお得になることもあります。

費用を左右する要素

屋根修理の費用は様々な要因によって変動します。ここでは特に影響の大きい5つの要素について解説しましょう。

屋根の面積による違い

屋根修理の費用は、基本的に施工面積に比例して増加します。一般的な戸建て住宅の屋根面積は、20坪で約66平方メートル、30坪で約99平方メートル、40坪で約132平方メートルです。

ただし屋根の形状によって実際の施工面積は建坪の1.2倍から1.5倍程度になることもあるでしょう。見積もりを依頼する際は、必ず実測してもらうことが重要になります。概算だけで判断すると、後から追加費用が発生するトラブルにつながりかねません。

屋根材の種類による違い

使用する屋根材によっても費用は大きく変わります。スレート屋根は1平方メートルあたり4,000円から7,000円と比較的安価ですが、ガルバリウム鋼板は6,000円から9,000円、瓦は8,000円から1万2,000円程度です。

高級な銅板や天然スレートを選べば、さらに高額になります。耐久年数も考慮すると、初期費用だけでなくメンテナンスコストも含めた総合的な判断が必要です。長期的な視点で最適な屋根材を選びましょう。

屋根材費用相場(1平方メートルあたり)耐久年数特徴
スレート4,000円から7,000円20年から25年軽量で施工しやすい
ガルバリウム鋼板6,000円から9,000円30年から40年耐久性が高く軽量
8,000円から1万2,000円50年から60年重厚で高級感がある
銅板1万5,000円から2万5,000円60年以上最高級の耐久性

屋根の形状による違い

屋根の形状によって施工の難易度が変わり、費用にも影響します。切妻屋根や片流れ屋根などシンプルな形状は施工しやすいため、費用も抑えられるのです。一方、寄棟屋根や入母屋屋根など複雑な形状は、施工面積が増えるだけでなく職人の手間もかかります。特に谷部分や棟が多い屋根は、雨漏りのリスクも高くなるため、入念な施工が必要です。急勾配の屋根も足場の設置費用が高くなる傾向があります。

既存屋根の状態による違い

既存屋根の劣化状況によって、必要な工事内容が変わります。表面の劣化だけなら塗装で対応できますが、下地まで傷んでいる場合は葺き替えが必要になるでしょう。特に雨漏りが長期間続いていた場合、野地板や垂木まで腐食している可能性があります。

このような場合は構造補強も必要となるため、費用が大幅に増加するかもしれません。定期的なメンテナンスで劣化を早期発見することが、結果的に費用を抑えることにつながります。

地域と時期による違い

屋根修理の費用は地域によっても差があります。都市部は人件費や材料の運搬費が高めで、地方に比べて1割から2割程度高くなる傾向です。また施工時期によっても価格が変動します。

台風シーズン後や梅雨前の繁忙期は、業者が忙しく価格も高めに設定されることがあります。逆に冬場など閑散期は、値引き交渉がしやすくなるかもしれません。ただし緊急性の高い雨漏りなどは、時期を選ばずすぐに対応することが重要です。

屋根の坪数別の費用目安

建物の坪数別に、代表的な屋根工事の費用目安をご紹介します。あくまで目安ですので、詳細は専門業者に見積もりを依頼しましょう。

工事種類 費用相場(1平方メートルあたり) 30坪住宅の目安 工期 特徴
屋根葺き替え 8,000円〜15,000円 120万円〜230万円 7日〜10日 既存屋根を撤去し新規交換
屋根カバー工法 5,000円〜1万円 80万円〜150万円 3日〜5日 既存屋根の上に重ねる
屋根塗装 2,000円〜4,000円 30万円〜60万円 5日〜7日 塗料を塗り直す
雨漏り修理 5万円〜30万円(部分)
100万円以上(広範囲)
状況による 原因箇所の補修
部分補修 瓦:5,000円〜1万円/枚
棟板金:3,000円〜5,000円/m
1日〜3日 傷んだ箇所のみ修理

20坪の場合

20坪の住宅の場合、屋根面積は約66平方メートルとなります。屋根葺き替えなら80万円から150万円、カバー工法なら50万円から100万円、屋根塗装なら20万円から40万円が目安です。

コンパクトな住宅のため、足場設置費用の占める割合が比較的高くなります。ただし施工面積が少ない分、工期も短く済むことが多いでしょう。一人暮らしや夫婦二人世帯など、小規模な住宅に適した費用感です。

30坪の場合

30坪は最も一般的な戸建て住宅の広さで、屋根面積は約99平方メートルです。屋根葺き替えなら120万円から230万円、カバー工法なら80万円から150万円、屋根塗装なら30万円から60万円が相場となります。

この規模になると工事の規模と費用のバランスが良く、多くの業者が標準的な価格を短期間で提示してくれます。3人から4人家族に適した広さで、リフォーム実績も豊富です。

40坪の場合

40坪の住宅では、屋根面積が約132平方メートルになります。屋根葺き替えなら160万円から300万円、カバー工法なら100万円から200万円、屋根塗装なら40万円から80万円程度が目安です。

広めの住宅のため、材料費だけでなく人件費や足場費用も相応にかかります。ただし規模のメリットで、単価は若干抑えられることもあるかもしれません。二世帯住宅や大家族向けの広さです。

50坪の場合

50坪以上の大型住宅では、屋根面積は約165平方メートル以上となります。屋根葺き替えなら200万円から380万円、カバー工法なら130万円から250万円、屋根塗装なら50万円から100万円が相場です。

この規模になると、足場の設置も大がかりになり、工期も長くなります。材料の調達量も多く、事前の綿密な計画が必要です。豪邸や店舗併用住宅など、特殊な物件に多い規模となります。

屋根修理の費用を抑える方法

屋根修理は高額な工事ですが、いくつかの方法で費用を抑えることが可能です。賢く利用して、適正価格で質の高い工事を実現しましょう。

相見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取ることは、費用を抑える最も基本的な方法です。最低でも3社以上から見積もりを取り、価格だけでなく工事内容や使用材料も比較してください。極端に安い見積もりには注意が必要で、手抜き工事や後から追加費用を請求される可能性があります。

逆に高すぎる見積もりも適正かどうか疑問です。それぞれの業者に他社の見積もり内容を見せることで、価格交渉もしやすくなるでしょう。ただし値引きばかりを追求せず、信頼性と価格のバランスを重視することが大切です。

火災保険を活用する

台風や雪害などの自然災害による屋根の損傷は、火災保険の補償対象になることがあります。保険会社に連絡すると、鑑定人が被害状況を調査し、補償額を決定します。ただし経年劣化による損傷は対象外です。

また免責金額が設定されている場合、少額の修理(免責金額未満)では保険金は支払われません。申請には被害写真や見積書が必要となるため、業者と相談しながら進めることをおすすめします。保険を使っても等級は下がらないため、該当する場合は積極的に活用しましょう。

補助金・助成金を確認する

自治体によっては、住宅リフォームに対する補助金や助成金制度を設けています。省エネ性能の向上や耐震補強を伴う屋根工事なら、補助対象となる可能性があるのです。金額は自治体によって異なりますが、工事費用の10%から30%程度を補助してくれることもあります。

ただし申請期限や予算枠があるため、早めに確認することが重要です。お住まいの市区町村のホームページや窓口で、利用可能な制度を調べてみましょう。業者によっては補助金申請のサポートをしてくれるところもあります。

リフォームの悪徳業者の見分け方

屋根修理には悪徳業者も存在します。トラブルを避けるため、怪しい業者の特徴を知っておきましょう。

突然訪問してくる業者

「近くで工事をしていて、お宅の屋根が傷んでいるのが見えた」と突然訪問してくる業者には注意が必要です。このような飛び込み営業の中には、不安を煽って不要な工事を契約させようとする悪質な業者もいます。その場で契約を迫られても、必ず他の業者からも見積もりを取って比較しましょう。

信頼できる業者は、突然の訪問で強引に契約を迫ることはありません。屋根の状態が気になる場合は、自分で信頼できる業者を探して依頼することをおすすめします。

大幅な値引きを提示する業者

「今日契約すれば半額にします」などと大幅な値引きを提示する業者も警戒が必要です。このような業者は、最初から高額な見積もりを出しておき、値引きしたように見せかけているだけかもしれません。また値引き分の工事内容を省略したり、材料のグレードを下げたりする可能性もあるでしょう。

適正価格で誠実な工事をする業者なら、無理な値引きはできないのではないでしょうか。急かされても冷静に判断し、他社と比較する時間を持つことが大切です。

見積もりが大雑把な業者

詳細な内訳がなく「屋根工事一式」などとまとめて書かれた見積もりを出す業者は避けましょう。このような見積もりでは、何にいくらかかっているのか分からず、後から追加費用を請求される恐れがあります。信頼できる業者は、材料費・人件費・足場代・諸経費などを明確に記載した見積もりを提示します。

使用する材料の種類やメーカー、数量なども具体的に記載されているかチェックすることが重要です。不明点があれば、遠慮なく質問して納得してから契約しましょう。

不安を煽る業者

「このままだと家が倒壊する」「すぐに工事しないと大変なことになる」などと過度に不安を煽る業者には注意が必要です。確かに屋根の劣化は放置できませんが、すぐに倒壊するような緊急事態は稀にしかありません。このような言葉で焦らせて、冷静な判断をさせないようにする手口です。

本当に緊急を要する状態なら、複数の専門家に診てもらい、客観的な意見を聞くことが大切になります。セカンドオピニオンを求めることは、決して失礼なことではありません。

信頼できる業者の特徴

信頼できる業者には共通する特徴があります。必ず建設業許可や屋根工事に関する資格を持っていますので確認してください。また地域で長年営業している実績があり、過去の施工事例や顧客の声を確認できることも信頼の証です。見積もりは詳細で分かりやすく、質問に丁寧に答えてくれます。

契約を急がせず、十分な検討時間を与えてくれるのも良い業者の特徴です。アフターフォローや保証制度が充実していることも確認しましょう。こうした業者を見つけることが、満足のいく屋根修理につながります。

まとめ

屋根修理の費用は工事内容や住宅の規模によって大きく異なりますが、相場を知ることで適正価格の判断ができるようになります。複数の業者から見積もりを取り、火災保険や補助金も活用しながら、賢く工事を進めましょう。悪徳業者に騙されないよう、この記事で紹介した見分け方を参考にしてください。大切な住まいを守るため、信頼できる業者と納得のいく工事を実現することが何より重要です。

参考サイト

本記事の費用相場や工事内容に関する情報は、以下のサイトを参考にしています。

国土交通省「住宅リフォームの基礎知識」

一般社団法人 住宅リフォーム推進協議会

全国建設労働組合総連合

リフォーム産業新聞社「リフォーム費用相場」

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